線量評価WG

活動概要

除染現場での除染前後の線量率の実測による評価方法の検討を行ってきました。検討結果をまとめて、「除染効果確認のための放射線測定手引書」を作成し、本WEBページで公開しました。

除染効果確認のための放射線測定 手引書

除染が適切に行われ、放射性物質が除去されたことを確認するためには、除染対象箇所の放射線測定を除染前後に行って評価する必要があります。しかし、現在広く行われている測定方法では、除染対象外のエリアからの放射線の影響を受けて、除染対象箇所の正確な評価ができない、測定方法にバラツキがあるため除染前後や異なるエリア間の比較ができない、などの問題点があります。また、除染効果を評価するためにはどの程度の測定点数が必要なのか、なども曖昧です。

本手引書は、上記問題点を解決し、適切な除染効果の判定が可能となるための糸口となるよう執筆したものです。実際の現場担当者が現地の状況に応じた最適な測定方法を選択し、より正確な測定を行うための指針となることを目指しました。

本手引書の本文は、4つの章で構成されます。
第1章では、除染効果の適切な評価のために、まずは除染実施エリアをどのようなエリアに区分し、区分ごとにどの場所または何箇所放射線測定を行うことが適当かについて説明しました。
第2章では、各区分エリアの特徴に応じてどのような放射線測定方法を用いるのが適しているのかについて説明しました。
第3章では、実際の測定手順および留意点について説明しました。
第4章では、得られた測定結果を用いて、除染が適切に行われたか判断する方法について説明しました。


※本手引書はあくまで除染現場の担当者に具体的な測定方法とその考え方を示すものであり、国のガイドラインや工事の仕様書等で決められた測定方法がある場合には、これに優先するものではありません。

なお、本手引書の執筆にあたっては、川内村、伊達市のご協力のもと、実際の除染現場で実証試験を行い得られた知見を反映しました。実証試験は今後も継続実施する予定であり、新たな実証試験による知見を反映して、本手引書も改訂を行っていく予定です。